レビー小体型認知症の親の介護を行う介護初心者のブログ

レビー小体型認知症の母親の介護に追われる日々を綴ります

母の情報源と娯楽はテレビと新聞!

こんにちはクロエルです。関東の地方都市の郊外で実母の介護を夫婦で行っています。

 

母がおかしくなり始めてから以前より実家に行くことが多くなりました。そこで気づいたのですが、本当に高齢者の楽しみはテレビと新聞しかないんだなと思い知りました。

 

目次

テレビに洗脳される母 

情報を得るにもテレビと新聞、娯楽もテレビと新聞。

 

特にコロナ禍になってから家にこもった状態だと家族以外との会話は電話しかなく一日中テレビをつけっぱなしの状態が続いていました。

 

特に母が好きなのは民放の朝の情報バラエティ番組でそのコメンテターの言うことを鵜呑みにしていました。

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洗脳されてるみたいですね。

 

実家に行くと「朝のあの番組の人がこういう風にに言ってからこういう風に注意したほうがいいよ」などとのたまわります。

 

東京の方へ嫁いだ自分の娘が母の様子を見ようと帰ってこうよと電話をかけてくる「大変だから帰ってこなくていいよ」と娘を気遣っているようではありますが実は内心コロナを感染させられるのではないかと心配なようです。

 

そういう母も朝から晩まで去年はコロナ報道をしていたので辟易してテレビをみるのがイヤになったようです。

 

その辺から段々言動がおかしくなるのが加速していたように思います。

 

2019年の総務省のデータによると年配の方は70~79歳の方でも74.2%、80歳以上の方でも57.5%の方がインターネット環境にあるようですがうちのような田舎ではまだまだですかね。

 

あいかわらずここらへんの年寄りは紙の新聞とテレビですね。

 

年寄りが新聞をとる一つの理由としては地方紙だとお悔やみ記事も掲載されるのでそれをみたいという要望があるみたいですね。

 

新聞の折込チラシに煽られる!

それと一緒にいる機会が多くなり気がついたのは新聞の折込チラシです。時間は充分にありますから隅から隅までなめるようにみまくります。

 

そして以前の母ではそんなこと言わなかったと思うのですがスーパーのチラシに出ていたお惣菜等を見て「これおいしそうね。」とのたまわります。

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決して買ってきてとは言わないのです。すると嫁が「お母さん、じゃ買って来ましょうかか?」と言うと「うん、そうね」と言います。

 

自分では言わずに相手に言わせるという手法、そんなところは認知症なのに頭が回転するんだなと関心します。

 

しかも自分が買ってほしいと思っている品物が載っているチラシをワザと嫁の目に留まりやすいような場所に置いておくのです。

 

しかもそれで買ってきた物を使ったり食べてくればいいのですが買うと気が済んでしまうのか忘れてしまうのか。

 

タンスにはたくさん衣装があるくせに春物がないと騒ぐので嫁がお店連れて行って折角買ってきてもタンスに入れたままで着ようとしない。

 

食べ物に至っては翌日になると「あら、あたしそういうの好きじゃないのよねなどとのたまう場合もあります。

 

こちらにとってはグヌヌヌヌヌ~という感じです。だって賞味期限や消費期限ぎれの食品は我々夫婦が食べることになるのですから。

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やはり少し時間がたつとリセットされてしまうのでしょうか?

 

 

介護は続くよ。どこまでも