レビー小体型認知症の親の介護を行う介護初心者のブログ

レビー小体型認知症の母親の介護に追われる日々を綴ります

母の認知症はレビー小体型認知症!

こんにちはクロエルです。関東の地方都市の郊外で実母の介護を夫婦で行っています。

 

さて母が認知症と思われたので叔母K子さんに紹介してもらった認知症の専門病院に連れて行ったのですがそこでの診断結果は「レビー小体型認知症」というものでした。

 

目次 

認知症はアルツハイマーだけではない!

実は自分は日中は自分のお店で働いているので普段時間を多く接しているは私の妻です。そのため母の日々の言動を観察した結果、ネットで調べてくれて「レビー小体型認知症」ではないかと言っていましたが、その通りに診断結果になったのです。

 

実際には病院ではMRIを撮ってもらったらアルルハイマー型認知症ではないことがわかりました。

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症状から推測するとレビー小体型認知症が疑われるが確定診断にはダットスキャンを撮るとより良いと担当医の先生に言われました。

 

ダットスキャン装置はまだ設置している病院が少ないらしくその病院にはないので他の病院で撮る予約を取らないといけませんでした。

 

念のため予約を取ってもらったのですが母はMRIだけで疲れてしまい、もう勘弁してくれとの事でした。

 

「今日じゃなくて1週間後に撮るんから大丈夫だよ」と母に言っても首を縦にふりませんでした。

 

結局ギリギリの3日前ほどでダットスキャンの予約をキャンセルさせてもらいました。

 

2回目の診察の時に確定診断は出来ないものの、臨床症状から「レビー小体型認知症」という病名がつきましたのでお薬は出せるようになったのです。

 

また逆にダットスキャンを診査して「レビー小体型認知症」と診断できたとしてもそもそも有効な治療薬があるわけでもないようです。

 

現在すべての認知症には根治療法はなくあくまで対症療法でその症状を抑えていくしかないようです。

 

認知症の中でもこの「レビー小体型認知症」は皆さんご存知のアルツハイマー型認知症に比べて割合が若干少なくあまり知られていません。私も母がこの病気になるまで知りませんでした。

 

ウィキペディアに表記されている物だと血管性認知症と変性性認知症に分かれています。

血管性認知症は脳血管障害等により脳の血管に血栓が出来てその先の脳細胞が死んでしまい起こるのものです。

しかし変性性認知症は脳の細胞に異常なタンパク質がたまり脳細胞自体が変性してしまうようです。

 

その変性性認知症でも3つに分類されアルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・前頭側等型認知症に分かれます。

 

認知症の当事者への病名の伝え方 

病名を伝える時には母本人もいますので先生はどのように伝えてくれるのか心配でしたが「この病気はね。レビー小体病と言って自律神経が乱れてしまう病気なんですよ」と伝えてくれました。

 

「認知症」を省いてくれたのです。

 

その後家に帰ってくると母が「私の病気はなんていう病気だったの?」と聞いてくるではないですか?

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診察室にも入っていたので聞いているはずですが耳が遠いからか、認知症だからか、両方なのかわかりませんがまた先生と同じように「レビー小体病と言って自律神経が乱れてしまう病気なんだよ」と答えてやりました。

 

するとそこらへんに置いてある紙にメモろうと鉛筆をとって書き始めます。

 

もう一回「何ていう病気。ルビー…」と聞かれます。

 

「レビー小体病だよ」と答えます。

 

紙には結局ルビーと書いてありますwww

 

すかさず嫁が「お母さんは難しい病気の名前を覚えなくてもいいから先生にお任せしましょう」と言ってくれました。

 

介護は続くよ。どこまでも…